伯耆の國の御伽草子

お気楽気ままな高齢者のグダグダ噺

神村肇埜の小説日記(佐良利男さんのこと)

 おはようございます。

 

 

 最近寒くなってきましたね。昨日はエアコンの暖房スイッチを入れてしまいました。

 

 久々の日記の更新になりました。

ここ数日、別に朝活を怠けて寝ていたわけではございません。

 

 なんだか急に、哀れな会社員のことを書きたくなって、それもその会社員のネクタイから見た会社員を書いて見たくて、それを私なりの一生懸命で書いておりました。

 

 もう読んでいただいたかもしれませんが、今回の主人公は佐良利男(さがらとしお)さんです。実は(さがらとしお)さんは、(サラリーマン)とも読みます。本当は悲しいサラリーマンのお話を書いてみたいと思ったのであります。

 

 佐良利男さんは、お酒の失敗をしますが、これは実際に私が勤めております会社で起きた話を基にしております。当然、一人で何回も失敗する人は少ないので、何人かの失敗談を思い出して、佐良利男さん一人にしてもらいました。

 

 佐良利男さんは、ダメなサラリーマンなのですが、これも落語の世界を基にさせて頂きました。

 

 落語の中にはいろいろな人が出てきますが、大概、ちょっと間が抜けているというか、ダメな人が多いように思います。

 

 有名な落語の中には、大酒呑みであったり、博打好きだったりします。そしてどこかで改心して立ち直っていくのですが、でも佐良利男さんには、死んでもらいました。そしてあの世でももう一度死んでもらいました。

 

 ん、あの世で死んだら、もう一度生き返って来るのでしょうか?

 

 そうすると、佐良利男さんは、生き返った話を書かないといけないのでしょうか?

 

 しかし、落語の中には間の抜けた人が多いですね。きっと昔の人は自分より間の抜けた人の話を聞くことで、ああ、俺の方がまだましだと思ったのでしょうね。

 

 佐良利男さんのことを読んでもらって、ああ、俺の方がまだましだと思っていただけると幸いです。

 

 しかし、今回は、ネクタイから見た佐良利男さんでしたので、もうネクタイは佐良利男さんには会えないから、もうネクタイから見た佐良利男さんは書けないのではと考えてしまいます。

 

 また続きを思い付きましたら、私なりに頑張ってみたいと思います。

 

 さてさて、佐良利男さんのことを書いている間は、すっかり廻道歩夢君のことを忘れておりました。

 

 佐良利男さんのお話は書けましたので、また廻道君のことを書きたいと思っております。