伯耆の國の御伽草子

お気楽気ままな高齢者のグダグダ噺

神村肇埜の小説日記(酒呑みのお話、菊水は美味い)

 はい、また、今日もこんにちはと挨拶をいたします。

 

 昨日の反省も何処へやら、今朝も二番寝の朝となりました。

 

 しかしなんですね。良い習慣というものは、なかなか身につきませんが、悪い習慣はあっという間に、身についてしまうものですね。

 

 昨晩は、娘が小さかった頃の、ビデオなどを観ておりましたら、ついつい、お酒が進みまして、いや言い訳ではございませんよ。反省なのでございますよ。娘が小さな頃を思い出しておりましたら、はい、いろいろ思い出したりしていたものですから、何か一つ思い出すと、一杯、また思い出すと、一杯と呑んでおりましたら、またまた過ぎてしまいました。

 

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 いつからでしょうかね、私がお酒を呑むようになったのは?

 

 まだ東京で暮らしておりました頃は、お酒を呑むことはありませんでした。おそらく、あの頃にお酒の味を覚えていたら、きっともっと違った人生を歩んでいたかも知れません。

 

 私がお酒を呑むようになったのは、田舎に帰って仕事についた頃からだとおいます。考えてみますと、お酒とはかれこれ数十年のお付き合いになってしまいました。

 

 いまでこそそんなに量は呑みませんが、若い頃は、それはそれは呑みましたよ。私は命を落とす原因は酒に違いないと思っていたくらいですから。

 

 一番呑んでいた頃は、まずビールを一リットル呑みまして、それから日本酒を三合程度呑みまして、それから今度はウイスキーをロックで何杯か呑んでおりました。いつでしたか、ビールを五リットルばかり呑んだことがありましたっけ。

 

 それくらい呑んでいましたので、当然、お酒の失敗も数知れずございます。どうやって家に帰ったのか分からないなんていうのは可愛いもので、他人様にご迷惑をおかけしたことも、何度かございます。

 

 しかし、幸いお上のお世話になることだけはございませんので、あまり酒癖が悪い方では無いと思います。

 

 最近では、お酒の量も減り、どちらかと言いますと、量より質を重んじるようになってまいりました。

 

 また私は酒で命を落とすと思っていたのでありますが、昨年、脳梗塞を患いましてからは、それなりに健康にも気を使うようになりまして、健康に気を使いながら呑むようになって参りました。

 以前は塩さえあれば肴など必要ないといった呑み方をしていたものでありますが、今では必ず何かを食べながら呑みますし、肝臓にいいと言われる健康食品なども摂ったりしております。

 

 それならば呑まなけりゃいいじゃないかというご意見も有るとはおもいますが、そこは酒呑みの悲しいところでございまして、酒も呑みたい、健康でもいたいと思うのが酒呑みと言うものでございます。おそらく同感とうなずかれている方も多いのでは無いかと思います。ねえ、ご同輩。

 

 最近のお気に入りは、みなさん『菊水』というアルミ缶に入って日本酒をご存知でしょうか?冷たく冷やした『菊水』を小芋の煮物などで、キュッとやりますと、たまりませんな。ついもう一口と酒が進んでしまいます。

 

 しかしこの『菊水』にも失敗の思いでありまして、あれは仕事で東京に出張に行った時のことです。仕事が終わって、帰りの新幹線に乗る前に、東京駅の大丸の地下の食品売り場で『菊水』を二本と缶ビールを買い、酒の肴に焼き鳥を何本か買って新幹線に乗ったのでありました。

 新幹線が発車すると同時に、まずは缶ビールでその日の疲れを癒やしまして、缶ビールを飲み終わってから『菊水』を飲み始めたのですが、二本目を呑む頃には、完全にできあがってしまいまして、寝てしまいました。

 新大阪駅を出たのは分かっておりました。私は岡山駅伯備線に乗り換えることになっていましたので、まだ一時間ほどと思い、また寝たのであります。

 次に目が覚めた時には新幹線は広島駅を出たところでありまして、次の停車駅は、なんと小倉でございまして、結局小倉で泊まることになりました。次の日、朝一番の新幹線で帰り、昼前に会社に戻ったのであります。当然、上司からは……

 

 今では笑い話ですが、懐かしい思い出でございます。

 

 ということで、今朝もなんちゃって小説の一行目は書けておりません。

 

 まあ、焦ることはありません。ゆっくり酒でも呑みながら書きたいと思います。