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伯耆の國の御伽草子

お気楽気ままな高齢者のグダグダ噺

ラーメン食べたい!

 

みなさん

 

 時々、本当に時々、それも急にラーメンが食べたくなることがありませんか?

 

 私は時々無性にラーメンが食べたくなる時があります。とにかく、ラーメンが食べたい、何が何でもラーメンを食べないと死んでしまいそうだと、目は血走り、口から涎を垂らして、フラフラと町を徘徊する、そうまるでラーメンを探し求めるゾンビのようになることがあります。皆さんもきっとあるのではないかと思います。

 

 特にお酒を呑んだ後には、多くの方がこの状態になるのでは無いかと思います。

 

 私はこれを「急性ラーメン喰いたい症候群」と呼んでおります。多くの場合、世の中の皆さんと同じように、お酒を呑んだ後に発症することが多い症状ですが、私の場合は日中に、それもなんでもない時に、この症状を発症することが多々あります。皆さんの中にも同じような症状を発症する方が、一人や二人、いや百人や二百人、もしかしたら、一万人や二万人の方がいるのでは無いかと思っています。

 

 この時々、突然に発症する病はラーメンに限りません。私の場合、ラーメン以外に焼きそば、カレーライスでも起こります。急に焼きそばが食べたくなったり、カレーライスが食べたくなったりします。カレーライスの場合は、時にはカツカレーだったりすることもあります。それも肉々した分厚いロースカツなどでは無く、薄っぺらな、何とかカツですよと言ったチープなカツカレーが無性に食べたくなることがあります。キャベツと薄いキュウリと、これでもかと言わんばかりに小さく切ったトマトの小さなサラダがついてきたりするやつです。

 焼きそばにしてもしかりで、魚介の入った塩焼きそばや、あんかけ焼きそばでは無く、お祭りの露天で売られているような、具も、モヤシ、キャベツ、時々……本当に時々肉のソース焼きそばが無性に食べたくなるのであります。

 

 ラーメンもそうです。無性にラーメンが食べたくなる時があります。それもやる気の無いラーメンが食べたくなります。

もう何年のもの間、ラーメンは外食の中でも、寿司、そば等と並んで、一つのジャンルを確立したように思います。町で『ラーメン屋さん』は見かけますが、『エビフライ定食屋さん』は見かけませんよね。

 そのため、世の中には様々な特色を持ったラーメンが登場しております。よく見かけるキーワードとしては『頑固』『元祖』『こだわり』『やみつき』等々の枕詞が乗っかったラーメンがあります。

 

例えば『元祖、頑固オヤジのこだわりのラーメン、魚介系スープがやみつきに!』と言った文言が町中のいたるところにあふれております。

 

 私が食べたいのはこのようなやる気満々のラーメンではなく、ほら、日替わり定食を主力商品にエビフライ定食やハンバーグ定食、カツ丼に親子丼、オムライスにはたまたうな重など、たくさんのメニューが並ぶ食堂で(レストランではいけません。食堂です。自称レストランの食堂はありです。それから国道沿いのドライブインもありです)、実はラーメンもあるんだよねと言った、何となくメニューの中にラーメン入れときましたが、当店の主力商品は日替わり定食でして、ラーメンではありません。作れと言われれば、お作りいたしますが、本当は日替わり定食を食べて頂きたいので、できればラーメンではなくて、日替わり定食をお願いしたいのですが。どうしてもラーメンと言われるのであれば、ラーメンをお作りいたしますが、やる気はございませんと言った、ラーメンが食べたいのであります。

 

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 やる気満々ラーメンは、丼も赤や黒、真っ白といった、その店の特色を出した丼が多いのですが、やる気の無いラーメンは丼もやる気が無いことが多く、どこにでもあるような、いかにもラーメンの丼でございますという丼で、ほら、あの中華屋さんのトレードマークのグルグル模様が丼の縁に書かれていて、スープを全部飲み終えると、丼の底から、ドラゴンが登場する丼でないといけません。

 

 それから、ラーメンの具も、やる気満々ラーメンは、それぞれの特色を出した具になっており、中にはこれでもかと言わんばかりの山盛りの野菜や、分厚いチャーシューがのったものもあります。

 

 しかし、やる気の無いラーメンは、せいぜい薄いチャーシューにネギにメンマ、それからモヤシ

 

(みなさんの中には、えっモヤシ、なんでモヤシと言われる御仁もおられることと思いますが、私はラーメンにはモヤシが必要派でありまして、まあ、ラーメンとモヤシに関しては、別の機会にまたグダグダと語りたいと思います)

 

が精一杯で結構でございます。中にはチャーシューとは名ばかりの、ハムの親戚のようなチャーシューもあったりするのですが……

 

 それはそれで趣があるものと思うのであります。

 

 

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      写真と本文は関係ございません

 

 

 このようにやる気の無いラーメンには、『頑固』『元祖』『こだわり』『やみつき』といった枕詞は必要ありません。

 

 ただのラーメン、もしくは中華そばで十分なのであります。

 

 というようなやる気の無いラーメンが無性に食べたくなることってありませんか?

 

 私はおそらく一年に数日、いや何十日、いや何百日、何百日もあったら一年以上になるって?そうかも知れません。という風に、かなりの日にこの病を発症するのです。

 

 そしてこの病に特効薬は無く、症状を抑えるには、とにかくラーメンを食べるしかありません。

 

 私は発症の度に、やる気の無いラーメンを求めて、徘徊の旅に出るのです。

 

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 しかし、ここでふと考えるのでありますが、時々無性に食べたくなるのは、なぜかラーメン、焼きそば、それからカレーライスであります。なぜだかわかりませんが、不思議とうどんや蕎麦ということはありせん。これはどうしてなのでしょうか?

 ただし、蕎麦には例外がありまして『立ち喰いそば』は、時々食べたくなるのです。仕事で東京とかに出かけますと、決して空腹ではないのに、あの香りに誘われて『立ち喰いそば』の暖簾をくぐってしまうのです。しかし、残念ながら、ここ米子には、いわゆる『立ち喰いそば』なるものがありません。

 

 などと書いておりましたら、また無性にラーメンが食べたくなってまいりました。

 

 それでは、ラーメンを食べに行って来ます。